marantzのプリメインアンプPM-15S1

marantzのプリメインアンプ PM-15S1。さりげない美しさと、存在感溢れる高品位な音楽表現能力を高次元で融合。回路高速化技術「Absolute SA Technology」と最新技術の投入が全ての < 音 > に生命を吹きこむ。
marantz プリメインアンプ PM-15S1


定価157,500円(税込)

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ムラウチ

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 ニュー・プレミアムデザインのアンプの第2弾。PM-11S1の弟分ともいうべきプリメインアンプ、PM-15S1。PM-11S1をそのまま薄くしたようなデザインは、日本メーカでありながら、どこか海外アンプを思わせるようなものに仕上がっている。これは好みだろうが、このデザインならば、薄型であるPM-15S1の方が好感が持てる。ブルーのイルミネーションも美しく、部屋を暗くして聴きたくなってしまう。
 電源は、トロイダルトランスを使用。ただし、PM-11S1に見られるようなカバーはかかっていない。回路もPM-11S1同様、シンプルなものとなっている。
 同価格帯アンプと言えば、DENONのPMA-2000AE。さすがに、PMA-2000AEはでかすぎる(高さ181mm。PM-15S1は123mm)。重さも、PMA-2000AEの24.0kgに対して18.0kg。PM-11S1でも書いたように、物量大作戦のDENONとは違うアプローチなのだろう。そして、価格も全く一緒なため、迷う人も多いのではないだろうか。
 PMA-2000AEでも書いたが、DENONのこのクラスのアンプはじゃじゃ馬。飼い慣らすには少々苦労する。幾分大人になったとはいえ、好き嫌いが分かれる。しかし、電源をクリーンな状態でアイドリングもしっかりした状態だと、不思議なくらい伸びやかな高音と芯の通った中低音が楽しめる。大して、PM-15S1は万人向けと言うべきだろうか。きつすぎず、それでいておとなしすぎない。かつてのマランツのアンプのような、もっと自己主張をしてほしいという不満はニュープレミアムデザインシリーズになってからなくなった。
 PM-11S1に対して、より若い女性のような感覚。変な言い方だが、PM-15S1はクラスで常にトップの成績をとり、学級委員をやっているような優等生。じゃぁ、PM-11S1はエリートの新人OLとでも言うべきだろうか?
 
  

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