定価367,500円(税込)
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ムラウチ
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デザインを一新したmarantzのフラッグシッププリメインアンプ、PM-11S1。すっきりとした顔立ちに、マニアをくすぐらせるインジケータが心憎い。中身を見ると、端にトロイダルトランスが鎮座している。見た目には決して大きくはない。さらには、低箔倍率・低インピーダンスケミコン(18000μF×2)が大きく目立つ。あくまでも電源をクリアに供給しようという造りらしい。ちょっと回路が少なすぎやしないか?といぶかうほどシンプル。
アンプはシンプルが一番という思想なのか、それにしても、中身がすかすか過ぎるのが気になるところ。
と、いうよりも、同価格帯のDENON PMA-SA11と見比べてしまうからだろうか。物量大作戦のDENONとは違うアプローチであることが、一目でわかる。重量も、PMA-SA11が29kgに対して、PM-11S1は、26.0kg。出力も少々劣る。
さて、肝心の音。自己主張しないしなやかな感じ。それでいて音場再生能力は非常に高いとも言えるだろう。多少若々しさの残るピュアな少女のような印象というべきか。高音域の素晴らしさは一級品ともいえる。大人になっていくDENONに対し、若くなっていくmarantz。同じ会社になりながらも、独自のアプローチを保っていることに少しうれしい。ピュアオーディオの世界に新しい風が吹くかもしれない。
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