DENONのAVアンプ、AVC-A1XV。マルチユース対応の10chアンプ。 |
AVC-A1XVは現時点での家庭用AVアンプでは最高峰となるDENONのフラッグシップAVアンプ。形こそ、横幅を単体オーディオのスタンダード434mmにあわせたためか、できるだけ複雑な回路を詰め込むため、高さが280mmとどうも不恰好な形になってしまっている。しかし、その存在感は圧倒されるもの。 当然、音質、画質、現時点で考えられる上での最高峰を目指したものと言えます。 AVC-A1XVの内容はというと、処理能力の飛躍的な向上を実現した「New D.D.S.C.デジタル」回路をさらに改良した高音質サラウンド再生回路を搭載。心臓部部のデバイスには、新たに採用した最新型32ビットフローティングポイントDSPを採用。ほかにも新開発のアドバンスドAL24プロセッシングの採用、16回路分8個の192kHz/24bit高性能DAC搭載などが実現されている。A/Dコンバーターは192kHz/24bitクオリティーの高性能デバイスを採用している。これらデジタルデバイスを制御しながら高速信号処理を行う大容量FPGAを採用するなど、全てが大幅にブラッシュアップされています。 AVC-A1XVの各チャンネルに170Wの大出力を実現した、マルチユース対応の10チャンネルパワーアンプを搭載。それぞれのパワーアンプを効率的に活用して、様々なリスニング環境が実現できるパワーアンプアサイン機能を採用しているので、例えば「1ルームで迫力の9.1ch環境」「5.1ch環境を二つの部屋で」「7.1chの環境+2.1chの環境」など、10個のスピーカー端子をお好みで自在に割り振ることができます。この使い方はおもしろいですが、使いこなしが難しそう。サラウンドフォーマットはDolby Pro Logic IIx、DTS 96/24をはじめ、最新のフォーマットにフル対応しています。 PCM信号の入力時に対しては、D/A変換処理にDENON独自のアナログ波形再現技術である「アドバンスド AL24プロセッシング」を搭載し、2ch再生時にも高音質再生が楽しめます。 AVC-A1XVの高画質を実現する新開発の映像回路には最新のHDMI/DVIセレクター機能と、D5対応コンポーネントビデオセレクター機能を搭載。 AVC-A1XVのビデオ信号処理部にはI/P変換機能を内蔵。ファロージャDCDi処理により、ジャギーの補正と高品位でスムーズな画像を実現。またI/Pコンバーターからの高品位ビデオ信号を活かすため、高速・高性能の216MHz/12bitのビデオDACが採用。ほかにもSビデオとコンポジットビデオのアップダウンコンバート機能などを装備。 AVC-A1XVでは3系統のHDMI入力と1系統のDVI入力を搭載し、出力もそれぞれ1系統ずつ装備し、両インターフェイスを切り換えて出力することもできます。HDMIではマルチチャンネルオーディオのデジタル入力も可能です。 ほかにもDENON LINKやIEEE1394など、高速なデジタルオーディオ伝送を実現するインターフェイスをはじめ、ルームコントロールに対応するイーサーネット端子、RS-232C端子などを搭載。映像系はコンポーネントビデオに4組のD5対応端子と1組のBNC、マルチゾーン対応のコンポーネントビデオ出力も1組備えるという豪華さ。 本格的ホームシアターの中核となるAVアンプ。AVC-A1XVはこれらの新技術、回路、機能により、サラウンド再生、マルチチャンネルオーディオ再生、2チャンネルステレオ再生、ビデオ再生に至るまで、あらゆるソースにおいて、コンテンツ製作者の意図をありのままに再現します。 ■オーディオ部 【パワーアンプ部】 ●実用最大出力/各チャンネル:275W(6Ω、EIAJ) 【アナログ部】 ●入力感度/インピーダンス/200mV/47kΩ 【デジタル部(D/A出力)】 ●定格出力/2V(0dB再生時) 【フォノイコライザー部(PHONO入力REC OUT)】 ●入力感度/2.5mV ■ビデオ部 【標準映像端子】 ●入出力レベル/インピーダンス/1Vp-p/75Ω 【S映像端子】 ●入出力レベル/インピーダンス/Y(輝度)信号:1Vp-p/75Ω、C(色)信号:0.286Vp-p/75Ω 【色差(コンポーネント)映像端子】 ●入出力レベル/インピーダンス/Y(輝度)信号:1Vp-p/75Ω、Pb/Cb(青色)信号:0.7Vp-p/75Ω、Pr/Cr(赤色)信号0.7Vp-p/75Ω ■総合 ●最大外形寸法/W434×H280×D505mm
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