●DENONのDVDプレーヤー。
音響専業メーカであるDENON。それが画像分野に進出したのは実は古い。日本コロムビア時代、白黒テレビを開発、販売していました。しかし、テレビ事業から撤退した後、ビジュアル分野においては遅れをとっていたことは事実です。DENONとしての初めてのDVDプレーヤーも、最初は松下からのOEMでした。しかし、DVDにおける画像だけでなく、音の重要性を求めていたDENONは、DVDプレーヤーの自社開発に着手。他メーカーとは一線を画す、音重視のプレーヤーとなったのです。
●高音質ののDVDプレーヤ、DVD-A1。
DVDプレーヤの低価格化が進んだ時期、DENONはあえて音質重視のDVDを発売します。それがDVD-A1(当時税抜 360,000円 現在生産終了)。CDプレーヤーで培った技術を投入し、新たにD/AコンバータとしてAL24
Processing Plusを開発。DVD-A1に搭載させます。CDプレーヤーとの開発と交互するかのように、高音質化をエントリーモデルにまで進めていくことになります。
●DENONのDVDプレーヤーはこれから。
音響専業メーカーであるが故、DVDプレーヤーとしては後発のDENON。ゆえに、他の家電メーカーとは違うスタンスを貫きます。その評価はこれからでしょうし、現在のスタンスを継承していくことができれば、現在のCDプレーヤーのトップセールスの地位と同様、かなりのシェアを持つことが可能になるでしょう。ただ、難しい面は、画質。画像技術においては他の家電メーカーとのアドバンテージがあるため、これからの技術開発に目が離せません。
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