血湧き肉踊る冒険活劇。宮崎駿が子供達のために作りたかった「天空の城ラピュタ」

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天空の城ラピュタの音楽を聴く

●血湧き肉踊る冒険活劇
 風の谷のナウシカのヒット以来、第二弾をという話が持ち上がるが、宮崎駿は拒み続ける。「ナウシカ」はそのテーマ性のために、映画としてのアニメの地位を引き上げたのはよかったものの、本来のアニメーションを作りたいと思う。そうして作られたのが「天空の城ラピュタ」。普通の男の子が走り、悩み、冒険する。とにかくわくわくする冒険活劇を仕立て上げた。海賊の「フラップター」で空を疾走するシーンは、必見。


●音楽について
 冒険活劇がテーマだけに、快活な音楽が続く。しかし、やはり根底には「自然」というものが流れているため、壮厳な「大樹」をイメージする音楽も忘れていない。オーケストラをうまく使い、快活、壮厳、重厚をうまく使い分けている。久石譲自身、もしかしたら楽しんで作っていたのかもしれない。

  天空の城ラピュタ イメージアルバム 空から降ってきた少女

 風の谷のナウシカの時とは違い、あくまでも映画を前提とされた音楽となっている。よって、サウンドトラックとほぼ同じような構成とも言える。試作?と考えられなくもないが、まだ話が固まっていない時点で作られた音楽にしては、よくできたものだと思う。
  天空の城ラピュタ サウンドトラック 飛行石の謎

 冒険活劇。だからよく動き回る。よって、音楽もそのシーンによってうまく使い分けられている。だからこそ難しいともいえるが、この「天空の城ラピュタ」については完成されたサウンドトラックとも言える。オープニングからエンディングまで音楽だけでストーリーが組み立てられる。「天空の城ラピュタ」に限っては、サウンドトラックだけで十分とも思える。

天空の城ラピュタ シンフォニー 大樹

 サウンドトラックがあまりにも完成されたものになったため、シンフォニー編はどうなのか?思わず耳を疑った。サウンドトラックに比べてオーケストレーションが深くなっている。それもそのはず、演奏が、東京シティ・フィル。そうか、そうきたか、と思ってしまう。動と静がうまく演奏されている。サウンドトラックで、「サウンドトラックだけで十分」と言ってしまったが、シンフォニーもあわせて聴くと、より深い音楽が聴くことができること間違いない。

 

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